- Season 1 Episode #2 "Day One" -
「トーチウッド」に加わることに同意したグウェンが恋人のリースに特殊部隊に転属になったと説明していると、夜空を突っ切って巨大な火の玉がカーディフ郊外に墜落する。グウェンにも召集がかかり、彼女はデートを中断して現場に向かう。陸軍が現場を封鎖する中チームは隕石の調査を始めるが、グウェンのミスで隕石を傷つけてしまい、そこから紫色のガスが吹き出て夜空に消え去った。
カーディフ市内で、ガス体はカーレスという若い女性を見つけてその体内に入り込む。彼女の体を操ってナイトクラブに入ったガス状エイリアンは若い男をトイレに連れ込んでセックスに及ぶ。クライマックスを迎えた瞬間、男の体は一握りの塵となり、エイリアンは残ったエネルギーを吸収した。トーチウッドにもこの事件の報告がはいり、彼らは監視カメラの映像からエイリアンが性的エネルギーを吸収するためにカーレスを乗っ取ったものと判断する。グウェンは自分の軽率な行為が招いたことだと後悔するが、ジャックは誰にでもミスはあると慰める。
トシコが防犯カメラの映像から顔認識システムで該当者を絞り込んだあと、グウェンの提案で住所を相互参照してカーレスの自宅を特定したチームは、配達人を引き込んでいたカーレスを携帯型独房で捕らえることができた。
基地に連れ帰ったカーレスをグウェンは独房に連れて行く。カーレスの体に寄生したエイリアンは地球人の性的絶頂感がエネルギーになるのだと語る。エイリアンに誘われるままにグウェンはカーレスと情熱的なキスを交わすが、エイリアンのほうから女ではダメだと突き放されてわれに返る。
カーレスを監視対象のエイリアンとしか見ていないジャックにグウェンは反発し、カーレスという女性を理解しようとする。彼女が付き合っていた男性や勤務先、家族状況を調べ、エイリアンと戦うには家族の支えが必要だと主張するが、ジャックはエイリアンの封じ込めを優先する。二人が議論しているとトシコが検査結果を報告してきた。彼女は強力な性フェロモンを撒き散らしており、歩く媚薬となっているという。グウェンがキスをしたのもそのせいだった。父親を含め、男性を近づけるわけにはいかないことがわかったが、すでにオーウェンが彼女に誘われて独房に近づき、カードキーを盗まれて逆に独房に閉じ込められていた。ジャックはカーレスを追いかけるが取り逃がしてしまう。
オーウェンの分析の結果、ガス体は寄生した宿主の体を最後には破壊してしまうことがわかった。宿主とエイリアンは体のコントロールを奪い合っているが、最終的にはエイリアンが勝って宿主は破壊される運命にある。手遅れにならないうちにカーレスの体からガス体を追い出す必要があった。
グウェンの調査結果をもとにチームはカーレスの元ボーイフレンドの家に急行するが、すでに手遅れで塵しか残っていなかった。カーレスが不妊クリニックに勤めていることから、次に彼らはクリニックに向かう。すでにクリニックにいたクライアントはエネルギーを吸い取られたあとだったが、チームはカーレスを追い詰めることができた。
彼女の体がもう限界であることを指摘してグウェンが宿主になることを申し出ると、ガス体はカーレスの体を離れてグウェンに向かう。ジャックはすかさずそこで携帯型独房にガス体を閉じ込めた。地球の大気に毒され、エイリアンは塵となって消えうせる。
翌朝、グウェンはカーレスを父親のもとに送り届けた。「ハブ」に戻り、カーレスの調査結果を片付けているグウェンにジャックが自分の生活を大事にしろと忠告するのだった。