- Children of Earth: "Day Four" -
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1965年。新型インフルエンザ・ウィルスの治療薬と引き換えに、英国政府は12人の孤児をエイリアンに引き渡した。エイリアンによるとそのウィルスは4ヶ月以内に変異をとげ、2500万人が命を落とすということだった。子供たちをランデヴー地点まで連れて行き、光に向かって歩かせたのがジャックだった。今もクレメントの悪夢にはジャックが現れるのだった。
エイリアンがクレメントを残した理由はわからなかった。ジャックらは、エイリアンが必要だったのは思春期前の子供で彼は成長しすぎていたのかも知れないと推測した。
エイリアンとの交渉が再開された。フロビシャーは彼らの要求を検討する前に、子供たちを引き渡したあと彼らに何が起こるのかを知りたいと頼む。エイリアンはタンクの中に入って撮影するよう指示した。防護服に身を包んだカメラマンが映し出したのはストラップで固定された人間の子供だった。1965年に贈られた子供が、歳をとらないまま捕らわれていたのだった。
エイリアンは、子供たちに危害は加えないし彼らは痛みを感じない、彼らは本来の寿命よりもはるかに長く生きるという。そして子供たちを集めるために1日の猶予を与える。拒絶した場合どうなるかというフロビシャーの問いに、エイリアンは人類を抹殺すると答えるのだった。
イアントはジャックが今までこの事件について何も語らなかったことを責める。ジャックは彼にできることはないと突き放すが、アリスとスティーヴンが人質になったことは打ち明ける。彼はフロビシャーに連絡をとり、家族を開放すれば協力すると申し出るが、フロビシャーは受け入れなかった。
首相は極秘の緊急会議を召集した。軌道上にいると思われる母艦の探知さえできない状況を考えれば技術的劣位は明らかで、テムズハウスにいるエイリアンの排除は勝ち目のない戦争をはじめるに等しい、というのが閣僚たちの考えだった。彼らは受け入れ先のない難民の子供の引渡しを決め、それでエイリアンと交渉しようとする。だがエイリアンは提案を受け入れず、警告として子供たちを通じて新しいメッセージを送る。ランダムに見えたその数字は各国の子供たちの10%を示していた。
エイリアンに拒絶され、閣僚たちはついに10%の子供を引き渡すことを決定する。そうなると次の問題はその選択基準だった。ランダムに選べばこの場にいる閣僚たちの子供や係累が選ばれてしまうかも知れない。彼らはそのオプションを放棄し、かわりに「国益を重視して」、より「国への貢献度の低い」階級の子供たちをエイリアンに引き渡すことにする。
ロイスのコンタクト・レンズを通して秘密会議の模様をすべて録画したジャックは、これを使って首相を動かし、エイリアンと直接対決することを決意する。
ジャックとイアントはテムズハウスに向かい、リースは録画データのはいったラップトップをもってハブ2を出た。グウェンはクレメントと残り、ロイスに指示を送る。イアントはカモフラージュを捨てて姉のリアノンに電話し、子供たちが危険にさらされていると教える。そして盗聴している人々に向けても、子供がいるなら耳を傾けろと話しかけた。
フロビシャーは首相から命じられるままに子供たちの移送方法を決め、どう隠蔽するかのシナリオを説明する。手順が決まって会議が解散されようとしたとき、ロイスが立ち上がった。彼女はトーチウッドを代表して話していると宣言し、ジャックの指示に従わなければこの会議の模様が公開されると警告する。
テムズハウスに到着したジャックとイアントを止める者はなかった。彼らは最上階まであがり、エイリアンと対峙する。40年前は譲歩して彼らの言うなりになったことを指摘するエイリアンに、ジャックは「一人への権利侵害は全員への権利侵害だ」というスローガンを掲げて取引無効を宣言する。
エイリアンはそれを受けて開戦を布告しテムズハウス内に致死的なウィルスを放出した。建物はロックダウンされ、中にいた人々は逃げ場を求めながら息絶えた。同時にエイリアンが発生した高周波のノイズはハブ2にいたクレメントを死に至らしめる。そしてイアントも、自分を覚えていてくれと言い残してジャックの腕の中で息を引き取った。