- Season 2 Episode #6 -
一連の殺人事件の解決のためにジャックはUNITから医師のマーサ・ジョーンズを招聘する。彼女によると、イギリスのほかの地域でも同じような殺人事件が起こったという。
事件の調査をしていくうちに犠牲者の一人は糖尿病、もう一人はHIVが完治していたことがわかった。二人に共通するのはザ・ファームというメディカル・センターの被験者になっていたことだった。マーサとオーウェンは殺人者の襲撃をかろうじて生き延びた女性を診断する。彼女の死の直前にその口から小さな羽虫の塊があふれ出し、人体から離れると間もなく死んでいった。エイリアンの介在を確信したオーウェンとジャックはザ・ファームのディレクターであるアーロン・コープリー教授を訪問するが、セキュリティが厳しくセンター内の施設に近づくことはできなかった。
潜入捜査の可能性を探っていたチームはザ・ファームが臨床試験のボランティアを募っていることを知る。ジャックは危険すぎると反対するが、マーサは医学の知識のある人間が潜入するなら危険は少ないとジャックとオーウェンを説得する。トシコは彼女に特殊なコンタクトレンズを装着させ、チームが彼女の見ているものをモニターできるようにした。
臨床試験に志願するためザ・ファームを訪問したマーサは、彼らがあらゆる病気を治癒する「リセット」という薬品の開発をしていると知る。この薬品の厄介なところはメイフライというエイリアンの寄生虫が血液中に放たれてしまうことだった。メイフライの幼虫は人体を”リセット”し、治癒不可能な病気までも排除してくれるが、やがてメイフライが成虫となって人体を中から食い尽くしてしまうのだった。
マーサは腎臓に持病があると偽って被験者となり、施設内に入り込むことに成功する。夜になってから与えられた部屋を抜け出したマーサはさまざまなエイリアンが生体実験のために捕らえられたラボを発見した。
一方、グウェンとイアントはザ・ファームが雇った暗殺者を捕まえ「ハブ」に連れ帰るが、彼もメイフライに寄生されていた。暗殺者を生かしておきたいジャックのために、オーウェンは特異点メスという体を切ることなく体内組織を切除できる装置を試すが、操作を失敗し暗殺者は死んでしまう。
彼らは暗殺者の死体をSUVの運転席に乗せ、トシコのプログラムで操ってザ・ファームの正面ゲートから内部に入り込んだ。マーサと合流したオーウェンはすでに彼女の体内で孵化したメイフライの幼虫を特異点メスを使って取り除くことに成功する。ジャックはコープリー教授にトーチウッドの権限でクリニックを閉鎖することを告げる。ラボのシステムをシャットダウンすれば捕らえられているエイリアンたちも死んでしまうが、いずれにせよ彼らを助けるすべはなかった。
合流したチームがクリニックを去ろうとしていたとき、コープリー教授が現れて彼らに銃を向ける。オーウェンはマーサを守ろうと彼女の前に出ながら教授を説得しようとするが、彼は耳をかさずオーウェンの胸を撃ちぬく。ジャックとマーサの努力もむなしくオーウェンは息を引き取った。